いまや職場における作業服の着こなしも、ファッションの一部として考えられるようになりました。年配の労働者が興味を示すことは少ないですが、若い人たちは強く意識しているケースも多いです。少しアレンジして着用する人も多く、管理者の立場だと注意してくなることもあるでしょう。規律を守るためにそうすべきと考えるのは当然のことです。
だからといって頭ごなしに叱ると、従業員のモチベーションは一気にダウンしてしまいます。それだけ若者にとってファッションは重要なものであり、アイデンティティを否定されたような気分になるからです。したがって、ある程度は作業服の自由な着こなしを許容する必要があります。少なくとも本来の機能を損なわないなら、管理職といえども口出しすべきではないかもしれません。
特に女性社員に対して口うるさく注意してしまうと、セクハラと訴えられてしまうリスクもあります。それよりも快く働いてもらうことが重要なので、やはり作業服の着こなしに対して神経を使いすぎるのは間違いです。規律の乱れなどにつながるケースのみ、個別に指摘して改めてもらうことが理に適っています。それで抵抗されたら、そうすべき理由を論理的に説明すると良いでしょう。
それに若い人を積極的に採用したいなら、このような作業服の着こなしはアピールの材料になります。おしゃれな格好で働いている写真を掲載すれば、それを見て自分もここなら頑張れそうだと感じる人もいるからです。
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